トップページ > 着付コンテスト >2025年全国大会 最優秀賞受賞作品

2025年 全婚コンテスト全国大会 最優秀賞受賞作品

全日本婚礼美容家協会主催、第44回全日本打掛花嫁着付、第44回和装トータル、 第23回ニューブライド、第6回留袖着付の各コンテスト最優秀賞受賞作品をご紹介します。

振袖花嫁の部 小田島潮音 さん

この度は、最優秀賞という大変名誉な賞をいただき、心より感謝申し上げます。

振袖花嫁部門には今回が2度目の挑戦でした。1度目の挑戦では時間内に形にすることで精一杯でしたが、今回は自分自身で考えながら一つ一つの技術と向き合うことができたように感じております。

ボディでの練習を重ねる中で納得のいく仕上がりにできるようになっても、モデルさんで練習をすると衿元の収まりや帯とのバランスが大きく変わってしまい、思うようにいかない場面も多くありました。

また、かつらやメイクについても、モデルさんの雰囲気に合わせてより良い仕上がりになるよう練習を重ねました。練習に協力してくださったモデルさん、共に励み合い、刺激をくれた仲間の存在には心から感謝しております。

そして、こうして練習に集中できる環境と、挑戦の機会与えていただけたことにも探く感樹しております。

コンテスト当日は、これまで先輩方からいただいた数々のアドバイスを思い出しながら技術に臨みました。

今回このような素晴らしい賞をいただけたのは、決して私一人の力ではありません。日頃よりご指導くださった先輩方、練習を支えてくださった全ての皆さまのおかげです。まだまだ未熟な部分も多くありますが、この経験を糧に、今後も知識と技術の向上に努めてまいります。

この度は誠にありがとうございました。

和装トータルの部 佐藤珠梨 さん

この度は、素晴らしい賞をいただき心より、感謝申し上げます。昨年は留袖部門に出場しましたが、ヘアメイクなどより多くの技術を磨きたいと思い、今年は和装トータル部門への挑戦を決めました。

初めての出場で技術も経験も足りないと痛感する毎日でしたが「昨年に続く結果を出したい」という強い思いだけは決して揺らぎませんでした。

今回一番苦戦したのはモデルさんへ似合わせたヘアメイク、着付など全てのトータルバランスです。

ヘアは過去の入賞作品を何度も見返したり、先輩方のアドバイスを何度も思い返しながら形にしていき、メイクは華やかな振袖に負けないように、一番モデルさんが輝いて見えるように工夫を重ねました。

帯結びでは身長とのバランスを意識し、長めの文庫結びを練習しました。コンテストを楽しみながら一番いい形で仕上げることができたと思います。

多くの先生方にアドバイスをいただき、最後まで走りきれたことが、何よりの自信に繋がりました。

ご指導してくださった先生方、高め合いながら練習した仲間、家族の支えがあったからこそ、このような結果に繋がったと思います。

この経験を糧に、これからも精進して参ります。

本当にありがとうございました。

ニューブライドの部 大谷 侑 さん

この度は、最優秀賞という名誉ある賞をいただけたことを大変嬉しく光栄に思っております。ニューブライド部門には7年ぶり3度目の出場でした。

今回出場するにあたり、悩みもありましたが、先輩が背中を押してくださりました。

モデルさんとの練習時間が思うようにとれませんでしたが、限られた時間の中で1回1回本番を意識して練習に取り組みました。

モデルさんの雰囲気に似合うヘアスタイルはもちろんですが、メイク、ドレス、アクセサリー、ブーケなどトータルで仕上げる難しさや重要性を改めて実感しました。

また、同じ部門に出場する仲間と互いに刺激し合いながら練習したからこそ自分の不足している部分を見つけ、改善しながら練習することが出来ました。

当日、ステージ上ではとても緊張しましたが今までご指導いただいたことを想い出し、楽しみながら丁寧に技術をすることが出来ました。

忙しい中、練習に協力してくださったモデルさん、指導してくださった先生方や応援してくださった先輩、練習できる職場の環境など多くの方々にとても感謝しています。

今後は、これら全ての学びと経験を仕事に活かし、さらなる技術の向上に努め、この栄えある賞に見合う人物となれるよう、より一層の研鑽を積んでまいります。この度は誠にありがとうございました。

留袖着付の部 木頭和香 さん

この度は、このような栄えある賞をいただき、誠に有難うございます。

私が初めて全婚のステージを観たのは第三回大会です。その頃私は、指の関節炎を患い、着付け師になることを諦めていたので、選手やモデルの姿に感動する一方、私がここに立つことは無いと悲観していました。

しかし、小池先生に「出来る範囲でいいから長く続けなさい」と仰っていただき今があります。

『全婚』は憧れの大舞台、今回の受賞は本当に嬉しかったです。コンテストで一番難しかったのは、タオルのみでの補正でした。

初めてモデルに補正をした時、愕然としたことを良く覚えています。

肩幅や高さの違い、紋を左右均等に出す等、全てが不可能に感じましたが、ご指導を受けながら研究するうちに、この補正の奥深さ、面白さを感じるようになりました。

仲間たちと切磋琢磨し、多くの先生方からご指導いただいた一時(ひととき)は幸福で貴重な時間となりました。

また、今まで曖昧だった基礎を見直す機会になり、段々自分に自信が持てるようになりました。

今後は、この経験をお客様に活かせるよう精進して参ります。

最後に、お忙しい中ご指導いただきました全婚協の講師の皆様、経験の浅い私に一からご指導いただいた担当の廿楽先生、いつも美しく明るく立ち続けてくれたモデルの徳永さん、お仕事面でご協力下さった社内の皆様、

そしてあの時引き留めて下さり、力強い言霊で私たちを奮い立たせて下さった小池先生、このような機会をいただきました全婚協様に心より感謝申し上げます。

この度は、本当にありがとうございました。